【薬学生必見】薬剤師免許の申請方法
こんにちは。薬剤師Tです。
今回は、薬剤師免許の申請方法を解説したいと思います。
なお、これは令和3年時点のものであり、今後変わるかもしれません。
ですので、細かい部分はしっかりと大学や厚生労働省の案内を確認しましょう。
はじめに
簡単に手順を書きます。
基本的には、必要な書類をそろえ、それを都道府県庁(保健所)に提出する流れになります。
当たり前ですが、全ての書類は親などに頼らず、自分で用意するようにしましょう。
書類は自分で厚生労働省のページでダウンロードするか、大学によっては配布してくれるところもあります。
くれぐれもこのブログの画像を印刷して用いないように。
必要なもの
①合格証書
薬剤師国家試験に合格すると、あらかじめ申請した住所に送られてきます。
基本的には自宅と申請しますので、自宅に届くことになります。
合格発表の日から2週間以内にはほとんどの人に届きます。
こんな感じのはがきです。
これは、本当に合格しているかや、記載にミスがないかを確認するために用いるものですので、回収はされません。
しかし、忘れると都道府県庁(保健所)で受け付けてもらえないので注意が必要です。
②診断書
これは、医師に診断してもらい、業務に支障がないかを調べてもらいます。
事前に近くの病院やクリニックに電話をし、診断書が書けるかどうかを聞いておくといいです。
値段は、地域によってまちまちだと思いますが5000円くらいかかると思います。
10000円くらいは持っていくのをお勧めします。
なお、発行して1か月以内の診断書を送る必要がありますので、早く受けすぎると受け付けてもらえませんので注意してください。
内容はこんな感じです。
③戸籍抄(謄)本又は住民票の写し若しくは住民票記載事項証明書
注意点としては住民票の写し若しくは住民票記載事項証明書で提出する場合は、本籍地都道府県の記載があるものである必要があります。
また、個人番号が記載されていないものである必要があります。
私は住民票の写しを提出しました。
マイナンバーカードを作っている場合、コンビニなどでも発行できるらしいです。
私は窓口で発行してもらいましたので、コンビニでの方法は以下を参考にしてください。
コンビニなどで作る場合は以下のような画面が出てきます。
この場合、
「世帯主・続柄」のチェックはどちらでもよい
「本籍地・筆頭者の記載」は「有」にチェック
「個人番号の記載」は「無」にチェック
とすればよいと思います。
④登録済証明書用はがき
これは免許が実際に届くまでに、暫定的に使える免許書のようなものです。
働く職場によって必要かどうかが変わってきます。
基本的には、雇い主側から教えてくれますが、不明な場合は聞きましょう。
切手は貼ってないので、自分で貼ってから提出しましょう。
こんな感じのはがきです。
(裏面)
(表面)
※普通の官製はがきを使うこともでき、その場合は表面に受け取り先住所・氏名を記載し、裏面は白紙のまま提出します。
⑤薬剤師免許申請書
これが申請書の本体です。
注意すべき点は、収入印紙30000円分が必要で、消印は押さないようにすること。
合格証書番号を書くこと。(受験番号ではないので注意。)
収入印紙は郵便局で買うことができますので買っておきましょう。
コンビニでも買えますが、高額な収入印紙は置いていないところが多いので注意してください。
以下が見本です。
まとめ
これらの書類を作成したら、申請書、診断書、戸籍抄(謄)本又は住民票の写し若しくは住民票記載事項証明書を順番にして、左上をホチキスでとめましょう。
その後、申請書類の最後に登録済証明書用はがきをクリップで止めてください。
そして、合格証書も忘れずに持っていきましょう。
これらの4つまたは5つの書類を都道府県庁(保健所)の窓口にもっていくと免許申請を受け付けてもらえます。
さいごに
基本的な流れはこのような感じになります。
年度によってはこれとは異なる申請書類が必要になってくるかもしれませんので、必ず最新の情報を確認しましょう。
薬剤師国家試験終了後は、卒業に関する行事や、働くための準備、そして免許申請と様々なことをしなければならなく忙しくなりがちです。
そのため、あせらず記入漏れや書類漏れがないかを確認しましょう。
それでは。